歯磨きで子どもの事故続出、柔軟歯ブラシで安全対策
2017年04月22日
子どもが歯ブラシをくわえたまま転倒し、口の中をけがする事故が相次いでいます。歯ブラシがのどの奥や頬の内側に刺さって入院した子どももいるので歯磨き中は注意が必要です。
安全対策を施した歯ブラシも増えていますが、家庭用品大手のライオンが2月に発売した幼児向け歯ブラシは、ハンドルをシリコーン製にし、左右に柔軟に曲がるようにした。万が一の際にも、口の中への衝撃を従来品より95%減らせたということです。
開発の担当者は「安全性を高めることと、きちんと磨けることを両立させた。子どもが自分で歯磨きができる環境を整えることにつながれば」と話す。
東京都の有識者協議会は2月、歯ブラシメーカーに対し、安全対策を強化するよう求める報告書をまとめた。安全面に配慮した歯ブラシの開発が期待される。