歯の損失と肺炎死の関連性
2018年04月16日
歯の損失と肺炎の死亡率との関係について、新しい研究論文が米国にて発表されました。
調査の結果、歯を失う本数に応じて肺炎の死亡リスクが上がることがわかったそうです。
・歯周病による炎症により肺炎が引き起こされやすくなる
・歯周病菌とその酵素が肺の組織に悪影響を及ぼす
・歯を失ったことにより噛む力が衰え栄養不足になる
などが原因ではないかと言われています。
また歯周病は肺炎以外にも、糖尿病のリスク因子になったり
脳卒中などの血管疾患との関連もあるということがわかっており、
健康に対して様々な悪影響を及ぼします。
歯の寿命を長くするためには、定期的な歯科検診・クリーニングを受け、
細菌が繁殖しやすい歯石などを除去し、歯周病などの治療を受けることが重要です。
高齢になってもなるべく多くの歯を残しておくために
定期的な歯科検診をかかさず受け、オーラルケアをしっかり行っていきましょう。