むしばにかかりやすい方とかりかかりにくい方
2015年04月27日
みなさまこんばんは。衛生士の横山です
今日は先日行った勉強会で学んできた唾液の役割についてお話しいたします
皆さんが普段安静にしている時唾液のPh(ペーハー)は6.8の中性~弱アルカリ性ですが、お食事をするとPhは下がり酸性に傾きます。
お口の中が酸性に傾くと歯の表面(エナメル質)が溶け始め、虫歯になりやすい環境が生まれますが、一方で唾液は酸性を→アルカリ性にする緩衝作用があります。酸を中和する能力を緩衝能といいます。
この緩衝能が低い唾液の量が少ない場合、あるいは粘膜そのものが炎症を起こすと酸性に傾きやすくなります。
逆に唾液の緩衝能が高い場合はいったん酸性になってもすぐ唾液によって中和されます。アルカリ性の環境では、歯は常に再石灰化されどんどん強くなっていきます。歯をほとんど磨いていないのにむしば がない方がこれにあてはまります。
①細菌②糖分③歯質④磨くまでの時間の4つが重なった時に発症進行していきますがこれらのいづれかをコントロールできれば虫歯を予防できるのでどの項目に弱点があるか調べてみるのもいいかもしれません。
歯を磨いているのに虫歯になってしまう方原因が何か一度検診にいらしてみてください。