唾液の働き
2018年05月14日
こんにちは。歯科衛生士の岩崎です。青葉が美しい季節となりました。
今回は唾液の働きと飲食についてのお話です。
唾液には、食べ物の消化を助けたり、口の中の汚れを洗い流す、酸を中和して、口の中を中性に保つ、細菌の繁殖を抑える、再石灰化によって、むし歯を防ぐといった、口の中を清潔で健康に保つ働きがあります。
飲食をし、口の中が酸性になると、歯の成分が溶け出します。しかし、唾液の作用により約40分間でpHは元に戻り(緩衝作用)、歯の成分も元に戻ります(再石灰化作用)。
ところが食事の回数や間食の多い人では、唾液のpHが戻る前に、または戻ってもすぐに飲食をしてしまうので、お口の中は酸性状態が長くなり、むし歯になりやすくなります。そのため、食事や間食の時間をきちんと決めることが大切です。
たくさん飲食をすることよりも、だらだら飲食することが、お口の中の健康を脅かす原因となるのです。