小児矯正(開窓牽引)
2019年06月19日
顎の骨の中で向きが曲がってしまっていた永久歯を
正しい向きに戻し、引っ張り上げる矯正を行った症例です。
12歳 男性 治療回数 12回 月に1度の来院(1年間)
費用 ¥400,000-(税別)
永久歯が生え変わるまでの全体的な第1期矯正を行っています。
<担当の渡邉院長のコメント>
レントゲン写真を撮ったところ、左上4番目の永久歯に5番目の永久歯が
骨の中でぶつかってしまっていることがわかりました。
このままでは5番目の乳歯がいつまでも抜けることは無く、また
5番の永久歯が4番の永久歯を押して攻撃してしまいますので
乳歯を抜歯し、矯正治療を行いました。
矯正前と後のレントゲンの写真です。
(前がSirona社の機械、後がKavo社の機械なので写りが違っています)
矯正前のレントゲンを見てもらうと、5番の永久歯の向きが本来向いているはずの下向きではなく、
4番の永久歯の方を向いてしまっているのがわかるかと思います。
Before
After
矯正中の様子です。
4番目の歯をバネの力で手前に動かし、5番目の歯が生えるためのスペースを作りつつ、
5番目の歯を後ろ側に引っ張り、
奥歯は動かないように固定をしています。
早い段階で対応ができたので、正しい位置に萌出させることができました。
(萌出=歯が生えること)
※引き続き第2期矯正(成人矯正)が必要な場合や希望される場合は、
当院では第2期矯正の費用から第1期矯正を引いた差額分の費用で
治療を行っております。