矯正ブログ③「診断結果」
2020年03月15日
前回の資料取りで得た情報を元に分析・診断をした結果をお伝えします。
まずは前回行った資料取りの一部を紹介・解説します。以下の情報などを元に治療計画を作成して貰いました。
・顔貌写真、全身写真
・頭部X線規格写真(セファログラム)
→セファログラムとは一定の規格に基づいて撮影するレントゲン写真です。治療前と治療後の比較が可能です。
また「上下の顎の大きさとそのズレ」、「顎の形」、「歯の傾斜角」、「口元のバランス」などについて判ることが出来ます。
・模型の分析
→顎の大きさと歯の大きさに不調和があると歯列は叢生(ガタガタ)になったり、空隙歯列(すきっ歯)になってしまいます。
歯並びを整える為に、歯列弓(歯が並ぶU字の曲線)からそれぞれの歯の幅の総和を引き算して求める値で、不足しているまたは余っているスペースを調べます。
・口腔内写真
私の口腔内は元々永久歯が3本欠損しています。その内の2本は今も乳歯が生えている状態なので、見かけ上は1本歯が足りていません。
また乳歯2本もレントゲンを見る限り寿命は長くなく、どこかのタイミングでは抜けてしまうでしょう。
1番の理想は、残っている乳歯を抜歯して永久歯が足りない分をインプラントなどで補い、全体的な矯正をして歯を正しい位置に並べる様な治療計画です。
抜歯後に欠損部分を補う物として「ブリッジ・部分義歯・インプラント」などがあります。
・ブリッジは欠損部位前後の健康な歯を削る事に躊躇いがあります…
・部分義歯も年齢的に考えませんでした。
・インプラントはインプラントの寿命を考えると20代の現在に入れて、一生使うのは難しい事もあり不安なのでこのタイミングでは選びませんでした。
→以上の理由から、抜歯はせずに乳歯を出来る限り使いたいと考えました!
そして先生とも相談して、私の要望を優先して貰い、抜歯はせず乳歯を残して前歯の部分矯正を行う事に決まりました。
また今回のケースの場合、マウスピース矯正の適応範囲でしたので、マウスピース矯正で歯並びを直す事にしました!
次回はマウスピース矯正の再審査についてお伝えします。