加藤元彦先生 記事
2020年09月29日
2020年9月17日発売号の週刊新潮にて、歯科医界のレジェンドである
御年90歳の加藤元彦先生の記事が紹介されていました。
かみ合わせを維持して健康寿命を保つにはよくかむこと、
左右差なく一口30回以上かむこと、
また食物(なるべく加工されていないもの)への配慮も大切で、
加藤先生もそれらを実践されているとのこと。
下の歯は全て残っており、かみ合わせが正しいので
顔の歪みもなく周りの方からも「とても90歳には見えない」と言われるそうです。
噛み合わせの重要性を再確認できました。
患者様に今後もしっかりお伝えして、また僕自身も見習っていきたいと思いました。
下図は加藤先生監修のアゴずれのセルフチェックシートです。(9月17日号週刊新潮より引用)
参考にしてみて下さい。
![](https://www.suzukishika.net/blog-w/wp-content/uploads/sites/7/2020/10/図1.jpg)
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リグロス説明会
2020年09月24日
診療終了後の勉強会にて、
科研製薬株式会社の方にお越しいただき
歯周組織再生剤「リグロス」の説明をしていただきました。
リグロスは、成長因子の作用により、歯周病で破壊された歯周組織の
周囲にある細胞を増やし、さらに血管を作って細胞に栄養を送り込みます。
これらの作用により歯槽骨などの歯周組織を再生する薬剤です。
歯周組織再生療法を受けることで、進行した歯周病でも
歯を抜かずに治療できる可能性があります。
![](https://www.suzukishika.net/blog-w/wp-content/uploads/sites/7/2020/10/1601526293350.jpg)
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インプラントマスターコース
2020年09月14日
先日、皆川アカデミークラブのインプラントマスターコース9月の回に参加しました。
今回はインプラント周囲炎、インプラント周囲粘膜炎について学びました。
![](https://www.suzukishika.net/blog-w/wp-content/uploads/sites/7/2020/10/1601526497610-e1601539261335.jpg)
当日の資料の一部ですが、こちらで見てもわかるように
文献によるとインプラント周囲粘膜炎は約30%、
インプラント周囲炎は約10%の確率で起きていることが分かります。
これは、インプラントは天然ではないため免疫の力が弱いということに
関係していると思われます。
インプラントは、メンテナンスが大切ということを改めて認識しました。
インプラントは素晴らしい治療ですが、患者様、歯科医師の双方が
特徴を理解しながらお手入れをしっかりしていくことが大事です。
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インプラントマスターコース
2020年09月1日
先日、皆川アカデミークラブの
インプラントマスターコース 第2回目に参加しました。
今回はインプラントと天然歯の違いに関する内容を学びました。
![](https://www.suzukishika.net/blog-w/wp-content/uploads/sites/7/2020/08/81753.jpg)
歯や歯根膜の神経は12個あるうちの脳神経のひとつ、第5神経である三叉神経と繋がっています。
咬むことで「運動・感覚・知覚神経」が刺激され、
脳(特に大脳の前方【大脳皮質前頭野】)を刺激し、それにより
脳が活性化されて認知症やアルツハイマーを予防します。
歯を失うとその刺激を脳に与えることができなくなってしまいます。
これが、咬合と認知症に関する論文が沢山出ている理由の一つです。
また、歯を失った時の治療法ですが、
義歯やブリッジは神経に対する良い刺激をしないそうです。
インプラントでは「運動・感覚神経」を刺激します。
ご自身の歯でしっかり咬むことで全身に関係する脳を刺激することができるので
歯を長く持たせるということはやはりとても大事ですが、
失ってしまった場合に、どの治療法で補うのかという事も大切だと改めて感じました。
下の図は皆川先生の用意して下さった資料を元に作成した参考資料です。
![](https://www.suzukishika.net/blog-w/wp-content/uploads/sites/7/2020/08/図1-1.png)
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