糖尿病と歯周病の深い関係
2023年07月18日
皆さんは健康診断などで糖尿病の気があると指摘されたことはありますか?
痛くもかゆくもないからと放置していると、思わぬ形で重症化する危険性がある糖尿病。
そんな糖尿病の恐ろしさと、その治療・予防についてご紹介したいと思います。
血糖値やヘモグロビン・エーワンシーが高い方だと糖尿病が重症化する危険があり、具体的には手足の神経障害・腎機能低下などの恐れがあります。
それだけでなく、重要な血管の動脈硬化による心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病網膜症による視力低下・失明などといった全身の血管と体の機能にダメージを与える合併症を起こすリスクがあるのです。
そのリスクはお口の中も例外ではなく、糖尿病の方は歯周病も合併しやすいため、歯肉からの出血や歯がグラグラするといったトラブルが起こりやすいです。
このような糖尿病のリスクを事前に回避するために、内科か糖尿病内科でかかりつけのクリニックを持つことも大事ですが、実は歯医者で歯周病のチェックを定期的に受けることも大きな意味があります。
歯周病を治療することによって血糖値の改善につながったという研究成果も数多く報告されていますので、糖尿病の重症化リスクを回避するためにも定期的な歯周病のチェックに通われてはいかがでしょうか?