部分矯正
2019年09月21日
左下の4番目の大きなむし歯があった歯を抜歯し、部分矯正を行った症例です。
50代 女性 治療期間 1年間(月に1度の来院)
費用 矯正 ¥150,000- 右下5番セラミッククラウン¥120,000- (税抜)
〈担当の渡邉院長からのコメント〉
左下の4番目の歯に歯冠のほとんどを占めるような大きなむし歯がありました。
左下の4番目と5番目の歯が重なっていたため、むし歯になってしまったと考えられます。
左下の4番は保存不可能のため抜歯をしましたが、
その後 内側に入ってしまっていた左下の5番を通常の位置に戻す矯正を行いました。
左下の5番を矯正しても、左下の3番目と5番目の間に
わずかな隙間ができてしまうため、同時に左下2番の捻転を矯正しました。
このような部分的な矯正をすることで削らず治療をすることが可能になります。
また、下顎の左右6番目についている装置は
左下の5番を矯正する際、左下の6番が一緒に引っ張られないよう
固定するために装着しています。(リンガルアーチ)
部分矯正では、おおまかな位置の移動はできますが動きに限界があり、
左下の5番を正しい位置に矯正しても、上の歯とかみ合わせることは難しいので、
最終的には頭の形を変えるセラミックのかぶせものを装着することも計画しました。
矯正の途中経過です。
徐々に装置の範囲を増やしています。
装置を外す際の写真です。
ここまで綺麗に歯列が治りました。
セラミックのかぶせものセット後の写真です。
矯正治療のリスクは、後戻りする可能性があるということです。
保定装置をつけメンテナンスしていくことが必要となります。