部分矯正(牽引)
2019年08月21日
左上6番目の大きなむし歯があった歯を抜歯し、部分矯正を行った症例です。
20代 女性 治療期間 1年半(月に1度18回の通院)
費用 ¥400,000-(税別)
〈担当の渡邉院長からのコメント〉
左上の奥が痛むということで、レントゲン上で確認したところ、
6番目の歯にかなり大きい虫歯があることがわかりました。
むし歯を除去すると、歯の70%以上が失われる状態でした。
根っこを引っ張る矯正をして治療すれば、残せなくもない状態でしたが、
現在20歳代ということもあり、予後があまりよくない治療よりも長く持つ治療法をご希望されたため、
6番目の歯を抜歯し、7番目の歯を6番目の歯の位置に来るよう矯正、
さらに埋まっている8番目の歯(親知らず)が生えてくるときに、
自然と7番目の歯の位置に置き換わることができるといいのではとご提案しました。
まずは6番目の歯を抜歯し、ワイヤーとゴムの矯正装置をつけて
7番目の歯を6番目の歯の位置に持ってくる部分矯正を行いました。
インプラントアンカー(小さいネジ)を使って、手前の4番5番目の歯が
奥にひっぱられないように調整しています。
6番目の歯を抜歯した後のスペースが綺麗にとじました。
ゆくゆくは、親知らずが7番目の歯の位置に生えてくるよう現在経過観察中ですが、
レントゲンで確認すると、想定していた位置に親知らずが生えてくるのではないかということが予想されます。