エクストリュージョン
2020年02月22日
歯質が少なく他院で抜歯と診断された左下の奥歯に
エクストリュージョンをして保存を試みた症例です。
40代 女性 治療回数 10回
費用 エクストリュージョン ¥100,000-(税別)
セラミッククラウン(ジルコニア) ¥80,000-(税別)
〈担当の上村先生からのコメント〉
エクストリュージョンとは、虫歯などの進行により歯が歯茎の下にある場合に、
部分的な矯正装置を装着し、歯を引っ張り上げる手法のことです。
左下7番目の歯の土台ごと被せ物が外れ、歯質がかなり少ない状態になっており、
そのまま被せ物をすることが難しい状況だったためエクストリュージョンを行いました。
左下7番と、左下6番も根の治療が必要な状態だったため根管治療も行い、
その後、かぶせものを装着しました。
エクストリュージョンのリスクは、痛みが出たり歯が揺れる可能性があることです。
処置前の写真です。
左下7番は歯質が少なく、歯が歯肉の中に埋まっており、
左下6番の銀歯は隙間ができてしまって不適の状態でした。
エクストリュージョン装置をセットした後の写真、レントゲンです。
エクストリュージョンと根管治療終了後の写真、レントゲンです。
被せ物セット後です。
(左下7番目はジルコニアクラウン、6番目は保険適応のもの)