小児矯正(反対咬合)
2020年06月23日
反対咬合のかみあわせを矯正した症例です。
(反対咬合=上の歯よりも下の歯が外側に出た状態。受け口。)
2症例 紹介します。
① 9歳 男性 治療期間 約7か月(治療継続中)
費用 ¥500,000-(税別)
反対咬合の矯正だけでなく、永久歯が生え変わるまでの
全体的な第1期矯正を行っています。
〈担当の渡邉院長のコメント〉
反対咬合を治すためにこのような装置を装着してもらいました。
この装置は「エキスパンジョン」と言って、歯列の幅を広げたり
前歯を動かす取り外し式の装置です。
※現在は下の歯の矯正の為固定式の装置を装着しています。
② 10歳 男性 治療期間 約1年(治療継続中)
※患者様の装置の使用頻度によって治療期間には差があります
費用 ¥500,000-(税別)
反対咬合の矯正だけでなく、永久歯が生え変わるまでの
全体的な第1期矯正を行っています。
〈担当の渡邉院長のコメント〉
先ほどの症例と同様に、まずは
エキスパンジョン(取り外し式の矯正装置)を使用してもらいました。
また、この方の場合は、歯列の幅を広げたあと 上の前歯を
前方に出す必要があったので、「アクチバトール」という装置も使用していただきました。
装置を付けている間は、咬んだ時に上の歯に対して前方に力が加わるよう調整されています。
下の歯は、針金でおさえられるので、一緒に押されることはありません。
2症例ともに、このような装置を使用した矯正は、
学校へ無理をして つけていってもらうということはありませんが、
ご自宅などで患者様がどのくらいの時間 装置を付けられるかによって、
治療期間に大きく差があります。
※引き続き第2期矯正(成人矯正)が必要な場合や希望される場合は、
当院では第2期矯正の費用から第1期矯正を引いた差額分の費用で
治療を行っております。
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エクストリュージョン
2020年02月22日
歯質が少なく他院で抜歯と診断された左下の奥歯に
エクストリュージョンをして保存を試みた症例です。
40代 女性 治療回数 10回
費用 エクストリュージョン ¥100,000-(税別)
セラミッククラウン(ジルコニア) ¥80,000-(税別)
〈担当の上村先生からのコメント〉
エクストリュージョンとは、虫歯などの進行により歯が歯茎の下にある場合に、
部分的な矯正装置を装着し、歯を引っ張り上げる手法のことです。
左下7番目の歯の土台ごと被せ物が外れ、歯質がかなり少ない状態になっており、
そのまま被せ物をすることが難しい状況だったためエクストリュージョンを行いました。
左下7番と、左下6番も根の治療が必要な状態だったため根管治療も行い、
その後、かぶせものを装着しました。
エクストリュージョンのリスクは、痛みが出たり歯が揺れる可能性があることです。
処置前の写真です。
左下7番は歯質が少なく、歯が歯肉の中に埋まっており、
左下6番の銀歯は隙間ができてしまって不適の状態でした。
エクストリュージョン装置をセットした後の写真、レントゲンです。
エクストリュージョンと根管治療終了後の写真、レントゲンです。
被せ物セット後です。
(左下7番目はジルコニアクラウン、6番目は保険適応のもの)
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部分矯正(圧下)
2019年10月19日
左下奥の歯を抜歯したあと、上の噛み合わせの歯がのびてきてしまっていたのを
矯正で元の位置に戻した症例です。
40代 女性 月に1度の通院 期間9か月
費用 ¥ 200,000 – (税別)
〈担当の渡邉院長のコメント〉
右下の7番目の歯の根が割れていたため、保存不可と診断し抜歯をしました。
また、抜歯をして歯が無くなった部分にはインプラント治療を行いました。
抜歯後、インプラント治療をしている間に歯が無い状態が続くと
歯がのびてきてしまう可能性があるため、歯が無い部分に入れ歯を作るか、
歯が動かないように上顎にマウスピースをいれる等の対応をする予定でしたが
ご本人の希望により何もいれずに過ごしていただきました。
すると、なんと数か月で、上の歯がのびてきてしまいました。
インプラントの仮歯を装着した状態です。
隣の歯と比べて、歯の高さがかなり低くなってしまっていることがわかります。
かみ合わせを正常に戻すために、上の歯に部分的な矯正装置をつけ、
上方向に矯正力を加え、元の位置に戻す治療を行いました。
矯正により、歯が元の位置に戻りスペースが空いたので、
インプラントの仮歯の上に仮の材料を盛り足しています。
今後、インプラントの最終的な被せ物を作り替える予定です。
矯正治療のリスクは、後戻りする可能性があるということです。
保定装置をつけメンテナンスしていくことが必要となります。
矯正前と後のレントゲンです。
(レントゲンにうつっているネジのようなものは、
アンカースクリューという矯正装置で、このスクリューを埋めることによって、
歯に埋め込むような力をかけることが可能となります。)
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部分矯正
2019年09月21日
左下の4番目の大きなむし歯があった歯を抜歯し、部分矯正を行った症例です。
50代 女性 治療期間 1年間(月に1度の来院)
費用 矯正 ¥150,000- 右下5番セラミッククラウン¥120,000- (税抜)
〈担当の渡邉院長からのコメント〉
左下の4番目の歯に歯冠のほとんどを占めるような大きなむし歯がありました。
左下の4番目と5番目の歯が重なっていたため、むし歯になってしまったと考えられます。
左下の4番は保存不可能のため抜歯をしましたが、
その後 内側に入ってしまっていた左下の5番を通常の位置に戻す矯正を行いました。
左下の5番を矯正しても、左下の3番目と5番目の間に
わずかな隙間ができてしまうため、同時に左下2番の捻転を矯正しました。
このような部分的な矯正をすることで削らず治療をすることが可能になります。
また、下顎の左右6番目についている装置は
左下の5番を矯正する際、左下の6番が一緒に引っ張られないよう
固定するために装着しています。(リンガルアーチ)
部分矯正では、おおまかな位置の移動はできますが動きに限界があり、
左下の5番を正しい位置に矯正しても、上の歯とかみ合わせることは難しいので、
最終的には頭の形を変えるセラミックのかぶせものを装着することも計画しました。
矯正の途中経過です。
徐々に装置の範囲を増やしています。
装置を外す際の写真です。
ここまで綺麗に歯列が治りました。
セラミックのかぶせものセット後の写真です。
矯正治療のリスクは、後戻りする可能性があるということです。
保定装置をつけメンテナンスしていくことが必要となります。
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エクストリュージョン・接着ブリッジ
2019年08月26日
残せないと診断した右上2番目の前歯を、抜歯する前にエクストリュージョンをして
歯ぐきの厚みをふやし、その後抜歯して、接着ブリッジを装着したケースです。
40代 女性 治療回数 10回
費用 エクストリュージョン ¥100,000- (税別)
接着性ブリッジ ¥240,000-(税別)
<担当の上村先生からのコメント>
右上2番目の歯がが保存不可のため、接着性ブリッジで治療することを計画しました。
そのまま抜くと歯茎が痩せて長い歯になってしまうと診断し、
まず部分的な矯正装置を装着し、歯を上に引っ張り上げることにより、
歯茎も一緒に引っ張り上げ、厚みを増やしました。(エクストリュージョン)
↓ 矯正装置を装着した様子(審美面にも考慮しています。)
その後、抜歯をおこない、仮歯で歯茎の形を整えました。
できるだけ歯と歯茎の形が調和の取れたものになるように工夫して治療を行いました。
通常のブリッジですと、歯を大きく削らなければなりませんが、
歯は削れば削るほど弱くなり寿命を縮めてしまいます。
接着ブリッジは両隣の歯を削らずに治療が可能です。
リスクとしては、なるべく削らずセメントで装着するため、
外れる可能性が、通常のブリッジに比べて高いということです。
↓ 完成した接着ブリッジ
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部分矯正(牽引)
2019年08月21日
左上6番目の大きなむし歯があった歯を抜歯し、部分矯正を行った症例です。
20代 女性 治療期間 1年半(月に1度18回の通院)
費用 ¥400,000-(税別)
〈担当の渡邉院長からのコメント〉
左上の奥が痛むということで、レントゲン上で確認したところ、
6番目の歯にかなり大きい虫歯があることがわかりました。
むし歯を除去すると、歯の70%以上が失われる状態でした。
根っこを引っ張る矯正をして治療すれば、残せなくもない状態でしたが、
現在20歳代ということもあり、予後があまりよくない治療よりも長く持つ治療法をご希望されたため、
6番目の歯を抜歯し、7番目の歯を6番目の歯の位置に来るよう矯正、
さらに埋まっている8番目の歯(親知らず)が生えてくるときに、
自然と7番目の歯の位置に置き換わることができるといいのではとご提案しました。
まずは6番目の歯を抜歯し、ワイヤーとゴムの矯正装置をつけて
7番目の歯を6番目の歯の位置に持ってくる部分矯正を行いました。
インプラントアンカー(小さいネジ)を使って、手前の4番5番目の歯が
奥にひっぱられないように調整しています。
6番目の歯を抜歯した後のスペースが綺麗にとじました。
ゆくゆくは、親知らずが7番目の歯の位置に生えてくるよう現在経過観察中ですが、
レントゲンで確認すると、想定していた位置に親知らずが生えてくるのではないかということが予想されます。
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部分矯正(マウスピース矯正)
2019年07月27日
前歯の真ん中の隙間を閉じるための治療(上唇小帯切除・マウスピースでの部分矯正)と、
ホワイトニングを行った症例です。
10代 女性 治療回数 7回
費用 上唇小帯切除 ¥20,000- 矯正¥200,000-
ホームホワイトニング¥25,000- (税別)
〈担当の渡邉院長からのコメント〉
他院で1度 矯正治療を終了されている患者様ですが、
前歯の真ん中の隙間が残ってしまったことが主訴でいらっしゃいました。
検査の結果、上唇小帯が前歯の間に入り込んでしまっていることが
原因で隙間がとじないということがわかりました。
(上唇小帯=上唇の裏側から上前歯への歯ぐきへとのびる筋)
そのため、矯正治療に伴い上唇小帯の切除を行いました。
メスを使って切開し、繊維を切断し縫合するのが従来の方法ですが、
今回はストリークレーザーを使用し、痛みなく小帯の繊維を蒸散させました。
レーザーによる処置は、治りも早く術後の痛みも少ないです。
↓ 術後の写真
また、上と下の前歯に隙間があることから、舌を前に押し出す癖(舌突出癖)があること、
それにより前歯がかんでいないことをご説明し、全体の矯正をおすすめしましたが
全体矯正はご希望されないとのことでしたので、
癖を治す練習(MFT)と前歯の歯並びの部分矯正を行うことになりました。
また、前医での矯正治療時、痛み等を感じたご経験から、
ワイヤーやブラケットを使用しない方法をご希望されたため、マウスピース矯正を行いました。
マウスピースを着用していた期間は約3か月です。
現在は、後戻り防止のため就寝時にマウスピースを着用していただいています。
自宅で行うホームホワイトニングも並行して行ったため、
前歯の隙間もなくなり、自然な白さも得られ全体的にとても綺麗になりました。
※Beforeの写真は、上唇小帯切除術前の写真のため血液が付着しています。
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部分矯正(反対咬合)
2019年07月18日
右上の歯が下の歯より内側に入ってしまっているのを、
部分的に矯正した症例です。
40代 女性 治療回数 7回
費用 ¥300,000-(税別)
<担当の渡邉院長からのコメント>
咬んだ時に右上が先に当たってしまうのが気になるということが主訴の患者様です。
(どこか特定の場所が、咬んだ時に先に当たったり、強く当たってしまうことを早期接触と言います。)
本来、下の歯よりも上の歯が前にかぶさるような状態が理想的なのですが、
右上の歯よりも下の歯が前方になってしまっていました。
右上の歯が内側に入ってしまっていることが原因で、
下顎が右側にずれてかんでしまっているため、正中もずれていました。
部分矯正により、右上のかみ合わせと正中のずれが治りました。
今回はご本人のご希望により、右上の歯のかみ合わせと、顎の位置を正常な位置に戻す治療のみを行ったため、
全体的な見た目を治した訳ではありませんが、患者様の気になる早期接触と右側の反対咬合は改善されました。
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エクストリュージョン、クラウンレングスニング
2019年06月26日
歯ぐきの下に埋まってしまっていた歯に、
エクストリュージョン・クラウンレングスニングをした症例です。
70代 女性 治療回数15回
費用 エクストリュージョン(クラウンレングスニング含む) ¥100,000-(税別)
ジルコニアビルドクラウン ¥120,000-(税別)
〈担当の糸日谷先生からのコメント〉
エクストリュージョンとは、虫歯などの進行により歯が歯茎の下にある場合に、
部分的な矯正装置を装着し、歯を引っ張り上げる手法のことです。
また、歯根を引っ張り上げると歯根のまわりの歯肉も一緒に盛り上がってしまうので
外科処置をして余分な歯肉をきれいにしました。(クラウンレングスニング)
その後、オールセラミックのかぶせものを作りました。
エクストリュージョンのリスクは、痛みが出たり歯が揺れる可能性があることです。
クラウンレングスニングは、痛みやしみる可能性があります。
処置前の写真とレントゲンです。
歯肉の中に歯が埋まってしまっているのがわかります。
矯正装置を装着した状態です。
審美面も考慮して装置の製作をしていきます。
外科処置(クラウンレングスニング)の様子
仮歯で歯ぐきの調整を行い、歯の色を確認をしているところです。
歯茎を整える処置をした後は歯茎が落ち着くまで少し待つ時間があります。
患者さんとしては早く最終的な被せ物を入れたいと思いますが、
ここで焦って被せ物を入れると綺麗に仕上がらないことがあります。
見た目も含め、綺麗に仕上がりました。
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小児矯正(開窓牽引)
2019年06月19日
顎の骨の中で向きが曲がってしまっていた永久歯を
正しい向きに戻し、引っ張り上げる矯正を行った症例です。
12歳 男性 治療回数 12回 月に1度の来院(1年間)
費用 ¥400,000-(税別)
永久歯が生え変わるまでの全体的な第1期矯正を行っています。
<担当の渡邉院長のコメント>
レントゲン写真を撮ったところ、左上4番目の永久歯に5番目の永久歯が
骨の中でぶつかってしまっていることがわかりました。
このままでは5番目の乳歯がいつまでも抜けることは無く、また
5番の永久歯が4番の永久歯を押して攻撃してしまいますので
乳歯を抜歯し、矯正治療を行いました。
矯正前と後のレントゲンの写真です。
(前がSirona社の機械、後がKavo社の機械なので写りが違っています)
矯正前のレントゲンを見てもらうと、5番の永久歯の向きが本来向いているはずの下向きではなく、
4番の永久歯の方を向いてしまっているのがわかるかと思います。
Before
After
矯正中の様子です。
4番目の歯をバネの力で手前に動かし、5番目の歯が生えるためのスペースを作りつつ、
5番目の歯を後ろ側に引っ張り、
奥歯は動かないように固定をしています。
早い段階で対応ができたので、正しい位置に萌出させることができました。
(萌出=歯が生えること)
※引き続き第2期矯正(成人矯正)が必要な場合や希望される場合は、
当院では第2期矯正の費用から第1期矯正を引いた差額分の費用で
治療を行っております。
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