プラークとは?
2023年01月14日
こんにちは(o^^o)受付の小林です。
先日、「今さら聞きにくいんですが…プラークって何ですか?」と患者様からご質問をいただきました。
今回はプラーク(歯垢)についてお話ししたいと思います。
プラークは、歯の表面に付着している細菌のかたまりです。
白色または黄白色をしているので目では確認しにくいのですが、舌でさわるとザラザラした感触があります。
プラークはネバネバと粘着性が強いため、歯の表面にしっかりと付着し、強くうがいしても取れません。
プラークはなぜできるのでしょうか?
私たちの口の中には、ミュータンス菌という細菌がいます。これは成人であれば誰の口の中にも存在します。
ミュータンス菌は、私たちが食事をした後、歯磨きをしないでいると、食べカスのなかの糖質(ショ糖)を分解し、ネバネバした細菌のかたまりを作ります。これがプラークです。歯にべったりと付着したプラークはミュータンス菌の住みかとなります。この中で、ミュータンス菌は増殖し、酸を作りだします。
この酸により、歯が溶かされ、むし歯になってしまうのです。
プラークの中には細菌が約600種類も存在していて、プラーク1mg当たり薬1〜2億個いると言われています。プラークは歯以外にもお掃除が不十分入れ歯(義歯)や舌の表面にも付着します。
時間が経過するほど、どんどん成長して口の中でトラブルを起こす細菌が増えていきます。
プラーク(歯垢)は一度付着してしまうと、ご自身の歯磨きだけでは落ちにくいので、歯医者さんで定期的なクリーニングをオススメ致します(^^)/