新型コロナウイルス感染予防に歯科医院の受診を
2020年07月20日
食育担当の野口です。
猛威を振るっている新型コロナウイルスに関する記事のご紹介です。
最近の研究で、新型コロナウイルス感染拡大の陰に、細菌、しかも、口の中の特に歯周病菌が追い討ちをかけるということがわかってきたそうです。
歯周病菌は新型コロナウイルスへの感染を手助けする働きを持っています。
新型コロナウイルスの感染を防ぐ意味でも、また万一感染してしまった時に重症化を防ぐ意味でも、オーラルケアをきちんとしているか、
歯周病菌などの口腔内の細菌を少なくしている事が、その後の治療成績を大きく左右することになりかねません。
一部報道で「歯科医療の現場は感染リスクが高い」という情報が流れましたが、これは、患者から飛沫を浴びる危険性のある歯科医師や歯科衛生士のリスク言っており、
「歯科治療の際に患者の感染リスクが高い」と誤って解釈した人が少なくないようです。
しかし、当院も含め実際の歯科医療現場の感染防止対策は徹底しています。
歯科医療現場では、新型コロナウイルスが猛威を振るうはるか以前から、マスク、ゴーグルやアイシールド、手袋の使用など標準的予防策として徹底しております。
それに加えて今回の緊急事態宣言により、スタッフの検温実施、待合室の密集防止など、より高度な感染予防策を行っております。
こうした取り組みで、6月末時点で国内の歯科治療を通じた新型コロナウイルスへの感染例はゼロでした。
新型コロナウイルスに代表する感染症の入り口として、また重症化の要因としても、「歯と口腔」が深く関与しています。
もちろん口腔衛生管理だけでコロナ予防できるわけではありませんが、
手洗い、マスク、三密の回避に加えて「オーラルケア」を徹底することで、そのリスクを下げることがきます。