レントゲン写真
2025年08月29日
こんにちは!歯科衛生士の久保田です。
この夏、3度目の富士山に登ってきました!!
静岡県出身なのですが、なかなか登る機会がなく、友達に誘っていただき、大人になってから登っています(笑)
今回は御殿場ルートに挑戦してきました!
何回も諦めそうになりましたが、友達と励まし合いながら、3度目にしてようやく晴れた頂上を拝むことが出来ました(笑)
もし機会がありましたら、みなさまもチャレンジしてみてください!応援しております!!

さて、今回は歯科医院でよく撮らせていただくレントゲン写真についてお話しさせていただきます。
そもそも歯のレントゲン写真って何?
歯医者さんで撮るレントゲン写真(X線写真)は、歯や顎の骨の内部を見るための特別な写真です。肉眼では見えない虫歯の進行や、歯の根っこの状態、歯の本数のチェック、骨の厚さや病気のサインをチェックするのに使われます。
歯科で使われるレントゲンは
①デンタル(部分的)レントゲン
- 歯1〜数本を細かく撮影
- 虫歯の早期発見や根っこの形の確認に最適

- ②パノラマ(全体)レントゲン
- 上下の歯や顎全体を一度に撮影
- 親知らずの位置、顎関節、骨の状態、歯並びや歯の本数のチェックに便利

- ③CT
- 立体的に骨や神経の位置を確認できる
- インプラントや難しい親知らずの手術前の確認、根っこの治療に最適
- ④セファロ
- 歯並びや骨格とのバランスを確認できる
- 矯正に最適
レントゲンって体に悪くないの?
気になるのが「放射線」。でも、歯科で使うX線はとても微量です。
- 🌍 日常的な被曝量の目安
- 自然放射線(日本に住んでいると1年間で)
約 2100 μSv(2.1 mSv)
→ 地面、空気、水、食べ物などから自然に受けている
🛫 生活・移動での被曝量
- •飛行機(東京〜大阪 片道):約 10 μSv
- •飛行機(東京〜ニューヨーク 往復):約 2000 μSv
→ 高度が高くなると宇宙からの放射線を受けやすい
🥗 食べ物・飲み物
- •バナナ1本:約 0.1 μSv
(カリウム40という天然の放射性同位体があるため)
- 自然放射線(日本に住んでいると1年間で)
🏥 医療での被曝量(参考)
- •胸部X線:100 μSv
- •胃のバリウム検査:数千 μSv
🦷歯科の被曝量
- •デンタル:約5μSv
- •パノラマ:約10〜30μSv
- •CT:約100〜200μSv
- •セファロ:約5μSv
つまり、、、
- •1枚のデンタルレントゲンは、自然界での1〜3日分の放射線量に相当
- •妊娠中は医師に相談するのが基本
- •デジタル化でさらに被曝量は減っています
定期的に歯の健康チェックをするメリットの方が大きいんです😊
意外と知らない豆知識
- •虫歯は歯の表面からだけじゃなく、歯の間からも広がっていたりするので、見た目だけではわからないことが多い
- •根っこの病気は痛みが出る前に見つかることが多い
- •親知らずは真横に生えていることもあるので、全体レントゲンで初めて発覚することも
- •歯周病の骨や顎関節の骨の減り具合もレントゲンでチェックできる
- •小さな詰め物の下の虫歯も発見可能
まとめ
歯のレントゲン写真は、目に見えないトラブルを早く見つけるための“歯の健康の地図”のようなもの。定期検診で上手に使うことで、虫歯や歯周病、顎の問題を未然に防ぐことができます。
次に歯医者さんに行ったら、「どの種類のレントゲンを撮るのかな?」ってちょっと意識してみると面白いですよ✨




















