2022年09月26日
こんにちは、衛生士の栗田です。
今回は、唾液の働きについて少しお話ししますね。
唾液は、1日に1~1.5ℓ分泌されると言われています。
唾液には①潤滑作用②消化作用③歯の保護作用④粘膜修復作用⑤洗浄作用⑥緩衝作用(酸性→中性)⑦抗菌作用などがあります。
唾液の分泌が減少することにより虫歯や歯周病のリスクが高まるかとになります。
唾液の減少の原因としては、自律神経、唾液腺、血液の量の問題などひとつでない場合もあります。薬の副作用などもあります。
女性の場合、女性ホルモンの低下によって口腔乾燥や味覚障害、舌痛などの症状が出てくるという報告もあります。
口腔乾燥の治療法としては、医師や歯科医師からの薬の処方もありますが、唾液腺のマッサージやよく噛んで食べることも大切です。噛むことで唾液腺も刺激され、噛む刺激か自律神経につたわり、それが唾液分泌の指令を出すことにもつながるわけです。
よく噛んで食べることが出来るように日々のケア(ブラッシング)を意識して行うことから始めてみては如何でしょうか?