何も食べない時間を作っていますか??
2013年12月6日
こんにちは!歯科衛生士の石渡です。
12月に入り寒さが増してきましたね。風邪やインフルエンザにかからないようにこまめな手洗い、うがいを心掛けたいですね。
知っているようで知らないお口のケアについて
『何も食べない時間をつくる』
私たちの口の中は通常、中性に近い弱酸性ですが、ものを食べるたびに酸性に傾きます。原因は虫歯菌が出す「酸」。
虫歯菌は食品中の糖分を取り込みますが、その際に酸が発生し口内が酸性に傾くのです。
酸性に傾いた口の中では、歯からカルシウムやリンなどのミネラル分が溶け出す「脱灰」が始まります。この状態で時間が過ぎると虫歯のリスクが高まってしまいます。
そこで活躍するのが唾液。
唾液には口の中を中和する力があり唾液中に含まれるカルシウムやリンなどのミネラル分が脱灰 した部分を修復する「再石灰化」を促します。
口の中ではこの脱灰と再石灰化が繰り返されています。
虫歯を防ぐには脱灰の時間をなるべく短くし再石灰化の時間をまとめて長くとることが大切です。
ちょこちょこと食べたり飲んだりしていると、その都度、口内が酸性に傾き脱灰が進んでしまいます。
水やノンシュガーのお茶意外は何も口にしない時間をつくり再石灰化の時間を確保しましょう!