ラジオ 第17回目放送
2019年05月6日
4月28日(日)に、渡邉院長が出演したFMヨコハマのラジオコーナー
「Teeth white presents Dental message」第17回目が放送されました!
今回は「歯の移植」についてお話ししました。
「移植」というのはあまり聞きなじみがない治療かもしれません。
前から数えて8番目の歯である親知らずは、骨や歯ぐきの中に部分的に埋まっていたり
生えてこなかったり、生えていてもそっぽを向いていたりして、
噛むことに関して全く機能していないことが多いです。
抜く必要のある歯が6番目や7番目の場所の場合、この歯は親知らずと形が非常に似ているので、
親知らずを抜いてきて植え付けます。このような処置を移植と呼びます。
正常な歯の根の周りには歯根膜という組織があり、
その組織には骨をつくる細胞がたくさん存在します。
歯根膜を傷つけないようにしながら抜いて引っ越しさせてあげると、
移植した場所で歯根膜がその歯の根の周りに新しく骨をつくりしっかり根付きます。
利点は、他の治療法よりも、自分の歯が元に戻ったという状態に
1番近いということです。この点では移植治療がすごく優れています。
欠点は、歯を1度抜くと、基本的に神経が切断されて死んでしまうので、
神経が死んだ歯という状態で存在することになります。
また、手術が必要となり、費用面も保険治療と自費治療があるので、
金額を医院に確認することをおすすめします。